岐阜市のエステティックサロン『fluffy』です。
近年、いわゆる”美容医療”の台頭が目立ちますね。
市場規模で言うと、2024年で、美容医療は6310億円、エステは3043億円(いずれも予測)になっています。
美容医療はエステの倍以上です。
ちなみに、2019年では、美容医療は4070億円、エステは3602億円だそうです。
エステは年々縮小傾向です。
美容医療はもともと目元の二重整形や豊胸手術など、美容整形からスタートしたものが、近年脱毛や肌トラブルの領域に『美容』を取り込み、エステで行っていたシェアに入り込んだ結果です。
美容医療は医療行為なので「治す」とか「治療」とか言いますが、エステは医療行為ではないので「改善する」とか「取り戻す」とか、表現を工夫します。
「改善」もアウトかもしれません。
結果は同じなのに、です。
本当のことを語れないのが、エステ業界のジレンマです。
さて、そんなことはさておき、ではエステは今後、不要なものとなるのか?ですが、結論『エステは今後も必要なコンテンツ』だと思います。
エステと美容医療の大きな違いは、美容医療は医療なので、基本「治す」です。
エステは肌改善、痩身、脱毛などありますが、すべて『美への追求』です。
『美』は見た目だけで作れるものではなく、心から現れる『美』が大切。
これはスピリチュアル的なものではなく、心の癒しや充実感から、美しさへ繋げるのがエステです。
技術的なことで言うと、美容医療は基本「機械と薬で治す」です。
エステは薬は使用しません。機械は使います。(エステ用の美容機械です)
でもエステの醍醐味であり、一番の特徴は『ハンドエステ』です。
ハンドは気持ちが伝わります。
手を繋ぐと、気持ちが伝わるのと同じです。
エステで使う機械は、基本補助的なものです。
エステティシャンは、お客様のお肌を自らの手で感じ、お肌のコンディションを部分的にケアする技術を持っています。
そして、ハンドエステで肌は変わります。
お客様の感想ですが「整形級な変化」と、何人ものお客様に言われました。
この表現を私がすると、完全アウトですが、あくまでお客様の感想です。
それくらい、ハンドエステは効果(効果も実はアウト用語らしいです…)があります。
ですので、エステティシャンは常にハンドエステの技術を学び、日々練習しています。
また、エステの前には手を動かす準備運動をして、手を温めたりしています。
一人ひとりに寄り添い、その日の肌のコンディションに合わせてエステと向き合っているのです。
美容医療が『治す』場所ならば、エステは何の場所なのでしょうか?
きっと、エステの価値観は変わらず、これからも存在していくでしょう。
それは、fluffyに通われているお客様から実感しています。

