紫外線ダメージは“時間差で浮かび上がる”――今見えてくる肌サインに注目を

エステティックflyffyコラム

こんにちは。お肌の調子はいかがでしょうか。秋に入ると、ふと鏡を見て「なんだかくすんで見える」「色ムラが目立つ」と感じることが増えるかもしれません。けれど、それは“突然”起こるわけではなく、夏の紫外線ダメージが時間をかけて表面化してきたサインである可能性もあります。

紫外線(特にUVAとUVB)は、皮膚内部で活性酸素を発生させ、DNAやコラーゲン・エラスチンなどの構造タンパク質を傷つけることが、多くのレビュー論文で報告されています(※1)。日光への曝露は、肌老化(しわ・色素沈着など)の 最大80% に関与するとも言われています(※2)。

また、紫外線曝露は真皮・表皮での炎症反応を引き起こし、メラニン生成の促進や細胞ストレスの増加に関係します。(※3)。こうした“亜臨床レベル”のダメージが、しばらくして「シミ・くすみ・色ムラ」として見える形になるのです。

ですから、秋に感じる小さな違和感も「無視できないサイン」。過度なピーリングより、肌に刺激を与えすぎないケアと抗酸化ケアが、肌の自然な回復を後押ししてくれます。今は焦らず、肌のリズムを取り戻す土台づくりの時期と捉えてみてください。

参考文献、参考サイト
※1 PMC+2PMC+2
※2 MDPI
※3 PMC+2PMC+2